イタリア文化コース　「古代ローマの女性たち」

古い格言によると、歴史は勝者によって紡がれるもので、当然、その主役は男性です。その一方で、古代ローマを語る上で欠くことのできない女性たちがいました。女性たちの人生は、愛と情熱の物語であり、その美しさや魅力、知性は時に権力闘争や裏切り、クーデターのきっかけにもなりました。今期は、アウグストゥス皇帝の妻・リヴィア・ドルシラ、アウグストゥス皇帝の孫・大アグリッピナ、クラウディウス皇帝の妻・メッサリナ、事実上の最初の皇后でネロ皇帝の母・小アグリッピナ、ネロ皇帝の妻・ポッパエア・サビーナについて詳しく学びましょう。

1-2週目 リヴィア・ドルシラ
古代ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの妻で、2代皇帝ティベリウスの母として有名です。皇帝の妻また母として、政治にも強い影響力を持つ人物でした。

3-4週目 大アグリッピナ
大アグリッピナ は初代ローマ皇帝アウグストゥス（オクタウィアヌス）の孫娘です。彼女とティベリウス帝の対立は熾烈を極め、古代ローマの社会を揺さぶりました。

5-6週目 メッサリナ
メッサリナはローマ皇帝クラウディウスの皇妃です。スキャンダルにまみれた人生を送った彼女は、ローマ史に名高い悪女の一人として後世に知られるようになりました。

7-8週目 小アグリッピナ
小アグリッピナは古代ローマ帝国5代皇帝ネロの母です。ネロが帝位に就いた後に権勢を振るい政治にも干渉しました。その結果、息子との確執を深めることになります。

9-10週目 ポッパエア・サビーナ
ポッパエア・サビーナは古代ローマ帝国5代皇帝ネロの妻です。彼女の美容への拘りから生まれた逸話は枚挙にいとまがありません。