古代ローマの時代から、イタリア人は服の生地やデザイン、住居やインテリアに対するこだわりが顕著であったと言われています。それは古来より、服装や道具、生活環境に対するイタリア人の感性が非常に豊かであったことを物語っています。
また、中世・ルネサンス以降、中部、北部イタリアの小都市国家は、織物、染物、裁縫などの手工芸によって栄えてきました。社会的経済的様式が変化すると、それに呼応するように身にまとう衣装が繊細かつ華やかに変化していきます。
イタリアン・ファッションの魅力の基盤ともいえる確かな技術と豊かな感性、そして服飾に対する高い意識。アルマーニやグッチ、プラダをはじめとした世界的なデザイナーたちの感性が戦後一気に花開いた背景には、何世紀にもわたって培われてきたイタリア各地の伝統を受け継ぐ職人たちの技術が息づいているのです。
イタリア文化会館のデザイン・ファッションコースで、日常の暮らしに敏感なイタリア人のファッションとデザインの歴史を一緒にひも解いてみましょう!
¥32,000
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