初心者向けのラテン語入門。イタリア語やフランス語、スペイン語などのルーツであるラテン語は、イタリア語との類似性が強く、イタリア語学習者にはなじみやすいことでしょう。古代ローマに遡り、中世にロマンス諸語を生み出す一方で、今日に至るまで西洋文明のあらゆる分野でその支柱であり続けたラテン語の文法を、初歩から日本語で教授します。
本講座は初心者のためのラテン語入門講座です。
ラテン語の初等文法を学ぶ入門者向けのクラスです。『標準ラテン文法』中山恒夫著(白水社1987年)を教科書として使いながら、ゼロからラテン語文法を学んでいきます。
今学期はまず、教科書の第14課から最終課の第19課まで学習します(奪格と体格の用法、接続法と接続法を用いたさまざまな構文)。
これでラテン語の初等文法の学習は完結となります。
このほか、文法を学びながら、随時(比較的読みやすいと思われる)ラテン語の読み物を読解し、これまでに学んできたことを復習しつつ、語彙を広げていきます。
なお、上記の教科書を学び終えたのちは、セネカやキケロなどの文章を選んで熟読する予定ですが、文章の選択は受講者との相談によって決定します。
プログラム:
(1)『標準ラテン文法』第14課
(2)同上第15課
(3)同上第16課
(4)同上第17課
(5)同上第18課
(6)同上第19課
(7)ラテン作家の読解(1)
(8)ラテン作家の読解(2)
(9)ラテン作家の読解(3)
(10)ラテン作家の読解(4)
教科書:中山恒夫『標準ラテン文法 Classica Grammatica Latina』白水社
*教科書は各自で用意してください。

東京大学文学部卒。イタリア政府給費留学生として(1994-95年)、フィレンツェ大学文哲学部にて学ぶ。現在、東京大学文学部教授。専門分野は西洋古典学。
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