西暦 79 年のヴェスヴィオ火山の噴火という、科学的、歴史的、文化的に大きな関連性を持つトピックについて、クラスで会話とディスカッションします。そしてその後のポンペイの破壊とその後の再発見。この講座では、小プリニウスの物語を参考に噴火を科学的観点から分析するとともに、石膏鋳造技術による奇跡的な遺体の形状保存にも焦点を当てます。
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西暦 79 年に起きたヴェスヴィオ火山の噴火は、歴史の教科書でも馴染み深い衝撃的な自然災害でした。
地質学的調査によって、有史以来現在までの間にヴェスヴィオ火山で起きた、最大かつもっとも激しい噴火であったといわれ、科学的、歴史的、文化的側面で大きな関連性を持っています。それについて講師が説明した上で、受講生同士のディスカッションをまじえて授業を進めていきます。
さらに、火山の噴火にともなうポンペイの破壊とその後の再発見。
小プリニウスの記した書簡を参照しながら、噴火を科学的な観点から分析するとともに、石膏鋳造技術によって遺体が保存され、当時の人々の姿が奇跡的に残されたことにも焦点を当てて検証します。
プログラム:
1) 西暦 79 年のヴェスヴィオ火山の噴火技術科学的な説明
2) 小プリニウスの噴火に関するオリジナルの説明。プリニウスは実際に何を見たのでしょうか?
3) 噴火前のポンペイとヘルクラネウムの都市
4) ポンペイとヘルクラネウムの噴火中に何が起こったのか
5) ポンペイとヘルクラネウムの都市がいつどのように発見されたか
6) 石膏模型がどのように作られたか、そしてそれが私たちに伝えること。
7) 考古学的発見の重要性。ポンペイはユネスコの世界遺産の一部です。
8) ポンペイのバーチャルツアー
9) ポンペイの住民はどのように暮らしていたか
10) ナポリ地域は依然として火山噴火の危険にさらされていますか?
使用教材
講師配布資料

フィレンツェ大学 数学・物理・自然科学学部地質学研究科卒。東京大学博士課程にて学ぶ。
¥34,000
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