イタリアの最新コメディを観ながら、 現在のイタリア社会を理解し、映画の中で使われている会話表現を身につけていきます。
▶「イタリア語総合コース」中上級B2レベル~最上級C2レベルのコースを受講中の方
▶「イタリア語強化コース」中級B1レベル~最上級C2レベルコースを現在受講中の方
▶上記以外の「中級B1~最上級C2レベル」のコースを現在受講中の方
▶当校より本コース登録の案内を受け取った方(初めて当校にお申込みされる方も)
▶ 初めて当校にお申込みされる方(当校より本コース登録の案内があった場合、不要)
▶ 過去に当校に通われ、最後のご受講から3か月以上ブランクのある方
現代映画のシーンを通じてイタリア語を学びます。本物の会話と魅力的なアクティビティで、言語とイタリア文化を探求します。事前に配布される練習問題を含む資料に沿って、シーンの視聴から始まり、おもに4つのアクティビティ(聞き取り穴埋め問題、正誤判定、選択問題、フレーズの並べ替えなど)を行いながら、聴く・書く・話す力の強化を目指します。アクティビティを通じてさらに受講生の映画や社会、文化への疑問が生まれることでしょう。毎回、任意の課題(要約)が出されます。5回目と10回目には、講師と受講生全員でディスカッションを行い、映画のテーマを深掘りします。映画を観ながら、日常で使われる表現を習得し、感情のニュアンスを捉え、現代イタリアを楽しく発見してみませんか。
【今期の作品】
“La vita da grandi”、グレタ・スカラーノ監督、マティルダ・デ・アンジェリス 主演 (2025年, コメディ、ドラマ)
イレーネはローマに住んでいるが、母親から故郷のリミニに数日戻ってくるように頼まれる。そこで彼女は、自閉症の兄弟オマールの世話をすることになる。優しさ、ユーモア、そして日々の困難の中で、ふたりは互いを支え合うことを学び、「私たちがいなくなった後」の問題や、障害を持つ人が成人した後の人生というテーマに向き合っていく。
実話に基づいた、繊細で感動的なこの映画は、コメディとドラマを誠実に織り交ぜ、観客を笑わせ、涙させながら、自閉症と家族の絆について考えさせる。グレタ・スカラーノ監督のデビュー作としての演出、そしてマティルダ・デ・アンジェリスの演技も素晴らしい。
“Una figlia”、イヴァノ・デ・マッテオ監督、ステファノ・アッコルシ 主演 (2025年, ドラマ)
ピエトロは、思春期の娘ソフィアとローマに暮らす中年の男やもめ。彼がキアラと新しい関係を始めると、ソフィアは反感を抱く。その敵意はある悲劇的な出来事を引き起こし、家族の人生は一変する。映画は、その後の感情的・法的な影響を探り、父の愛、正義、償いの可能性、そしてテレビやイタリア社会における家庭の悲劇のショー化を問いかける。
強烈で痛みを伴うドラマであり、安易な判断はしない。深い対話と、特にステファノ・アッコルシと若きジネヴラ・フランチェスコーニの力強い演技のおかげで、まるで腹を殴られたかのような衝撃を与える。映像美と心理描写の深さも特筆に値する作品。
※作品が変更になる場合もあります。
【使用教材】
講師配布資料
※作品が変更になる場合もあります。
¥34,000
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