イタリア文化コース　「アッピア街道」

「街道の女王」との異名を持つアッピア街道は、紀元前312年に執政官アッピウス・クラウディウス・カエクスの命により建設が開始された、最も著名な古代ローマの幹線道路です。
これはローマの土木工学の最高傑作のひとつであり、比較的長い一部の区間が現在でも良好な状態で保存されています。舗装は滑らかな敷石が見事に組み合わされたもので、排水は砕石層によって確保されており、天候に関係なく快適に通行できるようになっていました。これは当時において革命的な変化をもたらすものでした。
道幅は3メートルで、荷車同士がすれ違うことができ、歩行者は両脇の歩道を歩くことができました。
この街道はローマとプーリア州を結ぶもので、テッラチーナ、フォンディ、カプア、ベネヴェント、ヴェノーサ、ターラントを通り、終点はブリンディジの港でした。現在でも、その終点には街道の終点を祝う2本の柱が立っているのを見ることができます。

一緒に、ローマから始まるアッピア街道のすべての行程をたどっていきましょう。

プログラム：

1. カペーナ門、カラカラ浴場
2. 聖ネレウスと聖アキレウス教会、ベッサリオーネ枢機卿の邸宅
3. サン・チェザーレオ・デ・アッピア教会、シピオーニ家の墓
4. ドルススの凱旋門、サン・セバスティアーノの門
5. アッピア街道の起点から一マイル地点の標柱、ローマ軍団兵の歴史教育博物館、アルモネ川、サンタ・マリア・イン・パルミス教会
6. サン・カッリストのカタコンベ
7. サン・セバスティアーノ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂
8. マクセンティウス帝の別荘
9. チェチーリア・メテッラの霊廟
10. アッピアの砦

使用教材
講師配布資料